【海外の反応】無職転生2期 第22話『親』感想・考察まとめ
TVアニメ「無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~」第22話に対する海外の反応・感想・考察をまとめました。アニメを見て手が震えたのは初めての体験かもしれない…。
📌話題に上がったトピック
『父の日おめでとう』
『筋肉ジョークがまさかの伏線か!?』
『リニア/プルセナルートが正解だったにゃ?』
『ターニングポイント3はたいした事にならないって…』
『なんて衝撃的でリアルなシーンなんだ』
『計画的犯行』
最終階層へと転移したルーデウスたちは、ついにゼニスの姿を確認する!
しかしそこに、この迷宮の守護者<ガーディアン>と思われる、巨大なヒュドラが立ちふさがる。
そのヒュドラは絶滅したはずの伝説の生き物、“悪魔の竜”とも呼ばれる強敵だった―!
アニメ第22話 redditユーザーの感想
高評価コメントから主に紹介していきます。
父の日おめでとう!
HAPPY FATHER’S DAY!
スタジオバインドは悪魔かよマジで。
ちなみに母の日はターニングポイント3だった。
新しい命がこの世に芽吹き、そして一つの命を奪う。完璧なバランス調整。
無職転生の放送日が祝日だったり何かのイベントだった時は心構えしないとな。
この日に持ってくるために一度延期を挟んだってこと?
Fate/Zeroも母の日に衝撃的なシーンが放送されたのを思い出した。
ナイフで心臓を突き刺した後にえぐられるような感覚。
どうしてこんなことするの…。涙が止まらない。
ドキドキの絶叫マシンから感情を揺さぶるgut punchへと変わる超ヤバいエピソードだった。
さようならパウロ、安らかに
(敬礼)
📌gut punchとは
直訳すると腹パンですがそれだけ大きな衝撃を食らった時に使われるワードです。
これは腹パンと言うよりも何度も刺される感覚に近い。ナイフを抜いてまた突き刺すみたいな。
「28箇所の刺し傷だぞ!」
まるでロンドンを旅行するような感じか。
ロンドンでは今も52秒ごとに誰かが刺されている。なんともひどいことだ。
パウロにとって最も大切なもの、つまり家族を守りながら最後は笑顔で亡くなった。
ヴィン・ディーゼルも誇りに思ってるだろうね。
📌どういう意味?
ヴィン・ディーゼルと言えば『ワイルドスピード』で有名なごつい黒人系の俳優です。そしてもう一人の主役の名前はポール・ウォーカー。
彼はワイルドスピード7作目の撮影期間中に事故で亡くなりましたが、ポールのスペルはPaulになりパウロと同じです。
父の日のパウロは真の父親であり、それだけにすべて終わった後の父親の喪失感はとてつもないものだった。
シルフィは母の日に妊娠し、パウロは父の日に亡くなった。
無職転生のピーク。
最後満足そうな表情をしていたのはルディを救えたからなのか、それとも感情的なルディを見れたからなのかどっちなんだろう。
結局のところ息子も普通の人間であり気にかけるべき存在なのだと。
↑パウロの性格とルディのやり取りから考えると、答えはその両方。
ターニングポイント2の最高にワクワクさせるOSTも使われていたし、道理で気分がアガったわけだ。
しかしパウロがまさか…。そしてゼニスも記憶が失われてしまったように思える。家族の再会だなんてとても言えない。
『Parents』
なんて完璧で皮肉が効いたタイトルなんだ。
今は『Parent』だ。
ゼニスの記憶が戻らないなら、それは『Paren’t』かもしれない。
過去最高。それしか言えねぇ。
この回はまさに無職転生のピークだな。
This episode is truly the zenith of Mushoku Tensei.
📌zenithとは
最高点/頂点や集大成のような意味がありますが、ゼニスと同じスペルということでちょっとした言葉遊びです。「この回はまさに無職転生のゼニスだな」
抜群のチームワークの中であれだけの死闘をこなし、やれるだけのことはやった。彼らは勝利したがその過程で大切なものを失ってしまった。
しかしパウロにとって最も大切なものをどちらも守り切った事実、それだけで十分なのだ。
パウロよ安らかに。
みんな覚えてる?
今期の第2話でルーデウスが自分の両腕にハルクとヘラクレスという名前を付けたことを。
そして彼の左腕はヘラクレス。
ヘラクレスは自らを犠牲にしてヒュドラを倒し、その名に恥じない生き方をした。
なんてことだ、これは今まで見た中でも最高の伏線かもしれない。ただの筋肉ジョークかと思われていたがそうではなかった。
おいおいマジかよ。
伏線がヤバすぎる。この小説は3回読んでも4回目にはまた新しい発見があるんだ。
3回読んだけどこの腕の事実に初めて気がついた。
完全に忘れてた。教えてくれてありがとう。
こういった小さなディティールも物語を良くする上で欠かせないものだ。
この投稿はもっと評価されるべき。
着眼点がすばらしい。
ヘラクレスの伝承を誰か短くまとめて。
ヘラクレスには12の偉業があり、その中にはヒュドラを倒した功績も含まれている。
ヒュドラには再生能力があるが、ヘラクレスは切断した首を燃やしその力を封じたのだ。まさにこのエピソードで彼らがやったようにね。
犬娘や猫娘とイチャイチャする選択のほうが正しかったのでは…。
『絶対後悔する』のはこれから生まれる子供に関することかと思ってたよ。
もしルディが居なかったらダンジョンを攻略できずパウロも生きていただろうね。ただその場合はロキシーが死んでゼニスも見つからなかったかもしれない。
ルディが来なかったらロキシーは10000%死んでいた。
もしかするとゼニスは数年後にルディが見つけていたかもしれないがそんなの誰も分からない。
彼女の状態からすると緊急性はなさそうだから、ルディがもっと自分を鍛え上げてエリス、シルフィ、ギレーヌ、ザノバ、クリフたちと再挑戦したかもしれない。そして犠牲者なしで攻略しただろう。
しかし結局のところパウロかロキシーどちらかを失うことになる。
ロキシーを含めてあのパーティーは必要な知識が足りてないから今より早くに死んでいた可能性もある。
もしルディが来なかった場合はパーティーが全滅し、ルディとエリナリーゼは『全滅』の知らせを聞かされることになる。
ぶっちゃけこの瞬間まで、パウロのことをどれだけ大切に思っていたのかルディ自身も気付いてなかったんじゃないかな。
どちらの選択でもルディなら2人を救おうとしたはずだよ。
今の家族に対して無関心な描写だがそんなことはない。ちゃんと彼の心は家族を大切に思ってる。
↑ほんとそう。みんなこの言葉を覚えていて。ルーデウスの中身は信頼できない語り手だから。
もしルディが来なかったら、パウロはこれから何年も危険な冒険を繰り返していただろうね。いずれにしてもパウロは死んでしまう可能性が高い。
でもロキシーを救えたことは良かったよ。どちらにしてもルディは後悔することになる。
そう、どちらを選んでも後悔する。もし救出に行かなかったらロキシーが、行った場合はパウロが…。
ヒュドラは火で対処できるという神話をルーデウス以外知らないようだから、永久にヒュドラを倒す事ができずパーティーはいずれ全滅していただろうね。
↑そもそもあの階層まで辿り着けないと思う。つまりパウロは生きていても代わりにロキシーが死んでいた。
パウロかロキシーか…。どちらにしても八方塞がりの状況だった。
「ターニングポイント3は過去ほど大きなものにはならない」
なんて馬鹿げたことをみんな言ってたよね。
「だから犬猫娘たちとイチャイチャしなさいと言っただろ」とヒトガミから怒られるのかな?
この混乱の中でもう一刺しだ。
ヒトガミが絶えず現れて話しかけてくるシリーズを見たくなった。
もし獣族たちを味方につけていれば今回のような戦いでも有利に進めることができたのかな?
↑その場合はロキシーの救出に間に合わないだろうけどね。
なんにしても絶対後悔するとヒトガミは言っていた。
『ロキシーを失うこと』 vs 『親と左手を失うこと』はどちらの方がより大きい後悔なんだろうか。
ルディの立場になって考えるとロキシーだろうね。彼女を救うチャンスはあったのだから尚更だし、それにルディが行かなかったとてパウロが生存している保証もない。
少しでも遅れていたらロキシーは助からなかったし、パウロも遅かれ早かれ同じ運命になっていたと思う。
総合的に見てこのトレードオフは良い選択だったと言うべきだよ。
もしナナホシから魔方陣を教わっていなかったら…。
ロキシーは助からず、もちろんパウロも。ロキシーの魔法がない状態では今以上に困難になりもっとひどい状況になっていたかも。
「ターニングポイント3はどうなるんだろう?早く結果を見てみたい!」なんてコメントもあったな。
もっとゆっくりしたものになるかと思ったが、今回のターニングポイントは急激すぎる。
結果的に見てもやっぱり救出に行って正解だと思う。もし行かなければゼニスは救えずロキシーも死んでいた。
愛想を尽かしたアイシャとノルンも離れていき、そしてルディ一人で行くことになり、すべてがバッドエンドになったかもしれない。
あのシーンは衝撃的すぎる…。
顔から血が滴り落ちる演出なんてもう…。
本当に。パウロが死んでしまった事実はすぐに受け入れられなかった。それは誤報でもなければ逆転もない。完全に死んでしまった。
パウロの死亡フラグはいくつもあったけどそれでも見るのは辛すぎる。
エピソード全体がパウロの死の兆候をルディが必死に阻止しようとしているそんな内容だった。それでもボス戦の直前に「息子を誇りに思ってる」と言ってしまった。
正直なところパウロが100%絶対に死んでいる描写をしてくれて良かったと思う。一般的な異世界ファンタジーなら重要キャラクターを死なせず実は生きていたなんてことがよくあるのだから。
さらに火葬もされた。神の奇跡もしくは第9位階魔法でもない限り生き返らせることは不可能。
そして無職転生はそのどちらの設定もない。
面白いことに、無職転生がこのジャンルに大きな影響を与えたパイオニア的存在であるようだ。
しかしその後に生まれた異世界モノは間違った教訓を学んでしまっている。この作品がなぜGOAT扱いされているか今一度勉強してほしい。
ルディは今まで何度も死と向き合ってきたが身近な人を失うのは今回が初めて。さてどうする。
そしてそれが親の死であることも。親が先に死ぬのは自然の摂理であり誰もが経験することだが、ルディの前世が両親の葬式日に亡くなってしまったことを考えるとつらいものがある。
パウロには少年漫画のキャラクター10人以上に相当するほどの死亡フラグがあった。
「ルーデウス、こんな状況だけど伝えたいことがあるんだ。」
「死んでも母さんを助けろ!」
「これで最後なんだ、力を貸してくれ。」
ほとんどが死亡フラグのオンパレード。それに『神のお告げ』もあるし戦いが順調だったことも考えると特にね。
それにしても母親のあんな結末は想像すらしていなかったよ…。
ルーデウスもたびたび「それは死亡フラグというものだ」と呼んでいたしな。
最後ルディが生きているのを見た時の小さな微笑み。
↑そのシーンも悲しすぎる。彼はルディの無事を見届けるためだけに最後の生にしがみついていた。パウロよ安らかに。
死ぬ間際のセリフもないが、それこそが現実的だし無職転生の雰囲気にとても合っている。
パウロには最後の言葉を発するだけの体力が残っていたかもしれないが、ルディは自身の回復に精一杯でその時間も尽きてしまった。
少なくともルディが生きていること、そしてヒュドラを倒したその事実を確認できただけでも彼にとって十分だった。
英雄的な犠牲や過剰な死に際演出もなかったから、何が起きたのか私たちもルディも理解が追い付かなかった。
そこにあるのは真っ二つにされてしまった体だけ。次の瞬間には命が消えてしまうこのやり方はとても悲しく残酷だが現実的でもある。
魔法でなんでも解決する作品ばかり見てきたせいか、人を復活させたり手足を再生させる方法はないの?と思ってしまう。
ルディの治癒魔法の弱点は初期の頃から明らかだった。人体を理解していないので元素魔法のように扱うことができない。
しかしそれはメタ的な理由でもある。あまりにも強力な回復魔法があるとどれだけ危険な状況でも緊張感がなくなってしまうから。
ルディはガラスの大砲なので仲間に頼らざるを得ず、それこそが無職転生のテーマであり『俺だけレベルアップ』するような物語でもない。
ルディは人生の大半をオタクとして過ごしており、いわゆる戦いに慣れた戦士ではない。魔法の使い方を知っているだけの人間なので危険に晒されると動けなくなってしまう。
だから彼はいつも仲間たちに守られてきた。エリス、ルイジェルド、サラのパーティー、ザノバなど。ただ今回は敵が悪すぎた。
無職転生が他の作品より一歩抜きん出てると感じる理由でもある。他は主人公が一人で何でも解決しすぎている。
影響を受けたラノベ作家たちは『強い魔法』だけが目に留まり、仲間のそれぞれの強みのおかげで生き残ったという部分が目に入っていないようだ。
シャインヒーリングの長い詠唱文もとても良かった。大怪我を治すのにどれだけ時間がかかるのかよく分かるし、あのレベルの呪文でも手足を再生させることはできない。
つまりパウロを救える治癒魔法があったとしてもおそらく5ページ相当にはなるだろうね。しかし彼の命の残り時間はそこまで持たない。
大丈夫じゃないです。
I am not Daijoubu.
※海外でも割とミームになっている日本語、それがDaijoubuです。大怪我してしまった時やめちゃくちゃ落ち込んでるときに使いましょう。
このエピソードを父の日に放送すると計画したスタジオ幹部
「計画通り」
これが偶然だと思ったかい?
お前が転生した時からずっとこれを狙っていたよ…ルーデウス・グレイラット!
シルフィが母の日に妊娠したことは偶然かと思ってたけど今日のことで確信した。くそ!なんて奴らだ。
視聴者を驚かせるために、カレンダーの祝日やイベントなどをチェックしてる人がいると思うと笑えるw
直前までダンジョン飯を見ていたから、事の重大さを理解するまで変に時間かかった。
ダイジョウブ ジャナイ。
Daijoubu janai ❌❌❌
パウロはダイジョウブみたいだけど。
Paul is Die-joubu though
ディスカッション
コメント一覧
>最後満足そうな表情をしていたのはルディを救えたからなのか、
>それとも感情的なルディを見れたからなのかどっちなんだろう。
7年くらい前に『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~ 転移迷宮編』っていう
原作者『理不尽な孫の手』書き下ろしのドラマCDが発売されていて
死亡するまでをパウロ視点で描写されている。
モノローグなんかもパウロの言葉で書かれているから
ルーデウスに遮られた最後の会話は何を言いかけたのかとか
原作では描かれなかった最期に何を思いながら死んだのかとか分かる。